2017 / 10
<< 2017 / 09 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 - - - - 2017 / 11 >>

昨日、N響アワーを見て(聴いて)いると、私の大好きなチャイコフスキーの四番が紹介されて
いました。
指揮はアシュケナージ。
「何!!??」と叫んで、(私が大きな声で叫んだのでおなもみがびっくりしていました)あわてて
ビデオをセットしたけれど、『それでは二楽章を聴いていただきましょう』という 若村麻由美さんの
ナレーションで、「なんだ 二楽章だけ?」と録画ボタンを押すのをなんとなくやめたのです。

ところが!
録っておけば良かった・・・と激しく後悔。。。
もともと大好きなこの曲。なのにここ何年か聴いていなかったのです。
二楽章が流れてきた途端、思い出したのです。
この曲を聴くといつも胸が締め付けられる ということを・・・
感動の嵐に巻き込まれるということを・・・
案の定、テレビの前に放心状態で座り込んで動けなくなってしまいました。
そして、涙が・・・
あとからあとから流れてきて止まらなくなってしまいました・・・

他の曲を聴いていてもこういうことはよくあるのですが(涙涙)この曲は特別なのです。
何か、特別なのです。
どうしてなのか、特別なのです。
そして、それはこの二楽章において もっとも特別であったことを思い出しました。

昨日涙が止まらなくなったのは、アシュケナージの影響もかなりありました。
二楽章のなんともいえない悲しい、祈るような旋律、その旋律を大切に大切に護るように響く
対旋律や弦と管 その美しい伴奏の絶妙なバランス。
繊細なこの曲のすべてを全身全霊で感じ、すべてを全身全霊で抱き締めるように指揮する
アシュケナージ、その人がすでに音楽でした。音楽への祈りの姿でした。
至上の美しい世界に魂を震わせ演奏している人の波動は、あまりにも神聖で感動的です。

私は、アシュケナージの演奏が終わった後、チャイコフスキーの4番のCDを取り出し、かけました。
カラヤンの演奏です。
カラヤンも、緩徐楽章は今日のアシュケナージのように指揮する人だったなあ・・・
オーボエの旋律が私の心の奥へ奥へと響いてきます。
目を閉じて美しい旋律を聴いていると、私はどこにいるのだろう とそれすらあやふやに
なるほどの別世界に入ります。
たしかにいるはずの自分がいなくなり、なんともいえない心地よい空間を漂うのです。
そして、外の世界から意識が遮断された私の心は、静かに静かに静まり、音楽とひとつに
なるのです。
私が音楽になるのを感じるのです。
これはもう、至福の境地です。感動です。
あまりの感動に魂が震えて、涙がでてくるのです。
この涙は、私を清めてくれる浄化の涙のような気がします。

昨日から一日中、この4番の二楽章をエンドレスで流しています。
美しい旋律の美しい波動に包まれた部屋で、おなもみが昨日中姫ちゃんたちからもらってきた
四個のビー玉を宝石箱から出して独り言を言っていました。

「このビー玉は上姫ちゃん。これをこうやって握って(と、そっと小さな手に包み込む)目をつむると
上姫ちゃんに会える」
「このビー玉は中姫ちゃん。これをこうやって握って目をつむると中姫ちゃんに会える」

と、ビー玉をひとつずつそっと握って目をつむり、一人一人を感じていました。
今日、仲のいいお友達みんなでたろうくんの家にお別れに行って帰って来た後のことでした。
帰り道、泣きそうな顔で下を向いて歩くおなもみを見ると、私の方が先に涙がででしまいそうに
なりました。

お別れの儀式は何度やっても足りないのか、今日も中姫ちゃんに手紙を書いていたおなもみ。
みんなとお別れに行った時 持って行っていなかったので、「渡さなくていいの?」と聞くと、
「いい」という返事。
「あとでやっぱり渡しておけば良かった って思うとつらいよ。渡してきたら?」と言うと しばらく
考えて「うん。やっぱり渡してくる」と、玄関へ・・・
「ねえ、何書いたのかちょっと見せてくれない?」と おなもみの後姿に声をかけると おなもみは
「いや」と言って見せてくれませんでした。

帰って来たおなもみは、さっぱりした顔でいつものおなもみに戻っていました。
今日久しぶりにおなもみが寝るときに髪をなでてやりました。
ここのところ忙しくて、おなもみが布団に入り「お母さん、髪なでて」と言っても 「ちょっと待ってね」
と言いっぱなしで、気がつけばおなもみは寝てしまった後、そんな日が続いていました。
眠りかけているおなもみの髪をやさしくなでると 目をつむったおなもみが微笑みました。
額にキスを繰り返して「かわいい」と言うと、おなもみが「大好き・・・」と言って眠りに落ちて
いきました。

寝ながら笑みを浮かべているおなもみの髪をまだしばらくなでてやりながら 私はまた穏やかな 
あの優しい母の顔になっていました。
部屋には二楽章のオーボエの音(ね)が、静かに、私たちを包み込むように流れていました。
関連記事

この記事へコメント:する















ぴあのサファイア

Author:ぴあのサファイア

水晶、女神、天使と交流します。すべてのいのちとの調和を望みます。天の光と、私たちに内在する光の意識が呼応し、響きあい、この地上が光の世界となりますように。


09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
左上の青いボタンクリックで再生します